赤ちゃんと兄・姉が過ごしやすいお部屋づくり【3つのポイント】

子ども空間
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2人目の赤ちゃんを迎えるにあたり、赤ちゃんが安全に過ごせるお部屋にしなければいけないのはわかっているけれど、すでに上の子が占領している場所の何から手をつけていけば良いか困っていませんか?

様々な玩具が増えて、リビングは上のお子さん専用の空間になっている方も多いはずです。

今までは1人で気ままに遊んでいた空間が、“赤ちゃん“というまだ未熟で何も分からない弟、妹たちも一緒に過ごす生活に変化します。

赤ちゃん返りなどが見られたり、上のお子さんも戸惑うことも多い時期です。今まで通りなるべく好きな遊びをじっくりできるように、そして赤ちゃんも安全に過ごせるようにお部屋を作る3つのポイントに分けてまとめてみました。

本記事では、2人育児を始める方や始めたばかりでこの先が想像できずに不安に感じている方に、2人育児のこれからを想像しならが、育児を助けるお部屋づくりのコツが理解できます。

2人育児ってどうなっていくの?【我が家の一例】

私自身、3つ離れた2人の男の子の母でもあります。

2人育児を初めてもうすぐ3年。当然ですが、1人育児とは全く違います。買い物に行くにしても、出掛けるにしても、食事にしても、大変さは2倍です。そして、2人ともママが大好きで子どもたちの真ん中にいるようにしています。

確かに大変ですが、楽しいこと面白いこともたくさんあります。

・2人目の育児は1人目と同じようで全く違う面白さ

1人目で流れを知っていることもあり、育児にもだいぶ余裕が持てるようになりました。上の子と同じように接しているつもりでも、性格自体が違うので育児の楽しさも異なります。それがまた面白くもあります。

・兄弟同士刺激しあって遊び、成長する

現在2歳と5歳になった息子たちは、一緒に遊ぶことも増えました。弟は、常に兄の真似をしているので成長スピードも早く感じられます。兄は、弟ができたことでたくさんの試練を乗り越え頼もしい兄に成長してくれています。

・喧嘩も多いけれど、2人で遊ぶようになると親も少し楽になる

一緒に遊ぶ機会が増えると少し親から離れる時間が増えました。1人で遊べずに親と一緒に遊ぶことが多かった兄は、弟が大きくなるにつれて誘って遊ぶ姿がみられるようになりました。私も遊んでいる2人を見守ることが増えてきています。

赤ちゃんと兄姉が過ごすお部屋で困ること

上記のように、大きくなればなるほど2人で遊べるようになってきますが、それは少し下の子が大きくなってからの話です。2歳近くまでは、一緒に遊ぶというよりも周囲の物に興味関心が強い時期です。兄の作ったブロックを壊したり、小さな玩具を口に入れてしまう危険性もあります。

赤ちゃんの安全も確保しながら、兄、姉が今まで通り遊び込めるようにお部屋に工夫が必要になってきます。年子など年齢が近い場合は、お部屋自体がまだ赤ちゃん仕様になっているご家庭も多いと思いますが、兄、姉が幼児期や小学校低学年の場合は、以下の困り事が見られることがあります。

3つの困り事と我が家の解決方法

赤ちゃんが踏まれてしまうかもしれない問題

赤ちゃんが上の子に踏まれてしまう状況は、低月齢の時期に起こりやすい問題です。お昼寝中や床でゴロゴロしたり、ハイハイする時期に活発に動き回る兄、姉の行動が赤ちゃんの怪我に繋がる可能性もあります。

赤ちゃんの寝る場所を確保する

我が家では、中古で購入したハイローチェアーを利用しました。他にもベビーベットやバウンサーなどお部屋に赤ちゃんが安全に寝られる場所を確保することが大切です。そうすることで、赤ちゃんのお昼寝中はもちろんのこと兄、姉が動き回って危ない時、親が赤ちゃんから離れて何かをしないといけない時に安全を確保することができます。

上の子が一生懸命作ったものを壊したり、取ったりする問題

これは赤ちゃんが動き始めて自我が出てくるとみられる困り事です。一生懸命作った折り紙をぐちゃぐちゃにする、作ったブロックを壊す、赤ちゃんは悪気があってやっているわけではありません。全て触ってみたいのです。

兄、姉は、自分で考えて作ったものを何度言っても壊したり触ったりする赤ちゃんを怒るようになります。その気持ちも理解できますが、まだ未熟な赤ちゃんです。赤ちゃんには同じことを繰り返します。

兄、姉だけしか使えない空間を作る

我が家では、リビングにある畳の部屋を赤ちゃんが入れない場所にしました。畳の部屋を兄の避難場所にすることで、じっくりやりたい遊びや1人で遊びたい時などは自分からその場所へ行き遊ぶようなりました。遊ぶ空間を区切ることで、赤ちゃんの探索行動も兄の遊びも中断されることなく過ごすことができます。

小さな玩具が散乱している問題

1人目の時は、心配いらなかった小さな玩具。小さなレゴやどこかでもらった消しゴムの車、何かの部品、それに加えて、のり、ハサミ、パズル、紙類など使いこなすようになった兄、姉たち。赤ちゃんがハイハイなど動き始めたら、手が届く場所にある物は全て口に入れてしまいます。

赤ちゃんと兄が一緒に遊べるもの、兄しか遊べないものに分けて収納場所を変える

我が家では、赤ちゃんと兄が一緒に遊べるものは家族みんなが過ごす場所へ、兄しか遊べないものは兄専用の場所に分けて収納場所を変えました。“兄しか遊べない=赤ちゃんが触ると危ないもの“なので手の届かない場所や赤ちゃんが入れない場所で遊ぶようにしました。また、兄向けの玩具でも舐めたり触ったり危険性がない玩具はみんなが過ごす場所に収納し、基本的には兄弟で過ごせるようにしました。

まとめ

一人っ子の生活から一変して、弟と妹と過ごすようになる兄、姉たち。親の私たち以上に生活環境がガラリと変わります。親としては、赤ちゃんだけでなく兄、姉も心地よく環境で日々成長して欲しいと願うものです。その為にも、お部屋の力を借りましょう。

赤ちゃんと兄・姉が過ごしやすくなるお部屋づくりの3つのポイントは、

  1. 寝る場所を確保する
  2. 兄、姉専用の空間を一部だけ確保する
  3. 玩具を、“赤ちゃんと兄が一緒に遊べるもの“ “兄しか遊べないもの“ に分ける。兄しか遊べないものは兄姉専用の空間または赤ちゃんの手の届かない場所へ収納する

私が意識したことは、赤ちゃん仕様の危険のない空間を家族の過ごす場所に配置し、細かい玩具等は手のどどかない場所に収納するか、上の子の専用の空間に収納することです。赤ちゃんが入れない空間を一部でもいいので区切り、その中では自由に遊べるように配慮しました。また、親が見える場所の方が子どもも安心します。また、赤ちゃんが安全に過ごす為にも兄、姉に危険性をお話しすることも大切です。

兄姉は、“今まで当たり前にあったものが奪われていく経験をする“と聞いたことがあります。母親の使える手も半分になります。赤ちゃんに手のかかる時期ですが、兄、姉にも心地よく過ごせるお部屋であって欲しいなと思っています。